コンクリートの「中性化」の補修方法
スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!
石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」
と
富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!
みなさま、こんにちは
ブログスタッフの奥田 奈津季です
雪がようやく落ち着いてきましたが、
本日の様な晴天だと道路がぴっかぴかに凍ってて危ないですね
既に今年派手に転んだので、もう転びたくない
上手く歩くコツ、教えてください
前回のブログで、コンクリートの「中性化」とはどんな症状か
お話していました。
本日は、中性化が発生した際の補修方法について
お伝えしたいと思います
中性化の補修方法
中性化の補修方法は、進行段階によって異なります。
今回は下記の4つの方法をご紹介します
1.表面を塗装する
表面を塗装する=中性化の要因を遮断する工事です。
具体的には、中性化の要因である二酸化炭素や水、
酸素がコンクリートに侵入するのを防ぎます。
中性化の進行が見られるものの、
まだ鉄筋部分まで中性化が進行していない場合には、
この表面を塗装する方法がオススメです
表面の保護塗装はコンクリート表面に塗料を塗り、
水や二酸化炭素などの劣化要因の侵入を遮断する工法です。
下地と上塗りとの密着性を高めるための下塗材を塗布し、
その後、仕上りの色となる上塗材を塗布します。
2.ひび割れを補修する(ひび割れ注入工法)
コンクリートにひび割れが発生している場合、
そのひび割れから水や二酸化炭素が鉄筋位置まで
侵入してしまいます
そこで有効な工法がひび割れ注入工法です
低圧の注入器を用いて、セメント系、ポリマーセメント系の
材料をひび割れ内部に注入します。
このひび割れ注入工法により、水の浸入経路であるひび割れを
閉塞させることができ、鉄筋の腐食を抑制できます。
一般的にひび割れを埋める作業には、
コストのかからないひび割れ充填工法(Uカット工法)
という工法が使われるのですが、ひび割れ注入工法の方が
ひび割れの閉塞効果が高いと言われています
劣化の状況に応じて、どちらの工法にするのか検討します
3.コンクリートの断面を修復する
画像出典:プロタイムズ川西店
コンクリート中の鉄筋位置にまで中性化が進行し、
鉄筋の腐食が既に始まっている場合には、
中性化しているコンクリート自体を元のアルカリ性に戻す為に
断面修復工法がよく用いられます。
断面修復工法とは、コンクリート表面に浮きが生じたり、
剥がれ落ちたり、鉄筋が露出している部分を、
セメントなどの修復材で埋める工法のことを言います。
部分的に修復する方法と建物の全面を修復する方法の
2パターンがあり、部分的な修復工事は、
中性化している部分を修復するだけのため安価で施工できますが、
他の部分の中性化が進行している場合に、
将来的に新たな鉄筋の腐食が進行する
という危険性もあります
一方の全面修復工法は、全面を施工するため、
中性化のリスクが低くなるというメリットがありますが、
高額になってしまいます
4.コンクリートに電流を流しアルカリ性に戻す (再アルカリ化工法)
コンクリートの再アルカリ化工法は、
中性化したコンクリートのアルカリ度を回復させることを
目的とした工法で、
コンクリートの表面にアルカリ性溶液と電極を仮設し、
電流を2週間程度通電させることにより、
アルカリ性溶液を電気浸透させる補修工事です。
建物の一部を壊したり、一時的な通電で効果を発揮できるという
メリットがある一方で、実績が少なく、
処理後の長期耐久性が十分確認できていないなどの
デメリットもあります
※中性化の補修方法と特徴のまとめ※
では最後に、各補修の方法や中性化の進行度に合わせた
最適な補修方法をご紹介します。
工事方法 |
工事の内容 |
工事のタイミング |
---|---|---|
表面の塗装 |
表面の保護塗装はコンクリート表面に 塗料を塗り、水や二酸化炭素などの 劣化要因の浸入を遮断する工法。 |
・中性化の初期段階 (鉄筋部分まで中性化が進行していない場合) ・ひび割れの発生が見られる場合 |
ひび割れの 補修 |
コンクリートにひび割れが 発生している場合、 低圧の注入器を用いて、 セメント系、ポリマーセメント系の 材料をひび割れ内部に注入する工法。 |
|
断面を 修復する |
コンクリート表面に浮きが生じたり、 剥がれ落ちたり、 鉄筋が露出している部分を、 セメントなどの修復材で埋める工法。 断面がアルカリ性を持つようになるため、 中性化の進行を遅らせることができる。 |
・コンクリート中の 鉄筋位置にまで中性化が進行し、 鉄筋の腐食が開始してしまっている場合 |
コンクリート の 再アルカリ化 |
中性化により、中性化したコンクリートの アルカリ度を回復させることを 目的とした工法。 コンクリートの表面にアルカリ性溶液と 電極を仮設し、電流を2週間程度 通電させることにより、 アルカリ性溶液を電気浸透させる。 |
以上の中で、比較的安価で中性化の進行を抑えることができるのは
「表面の塗装工事」もしくは「ひび割れの補修工事」です
この2つの工事を行う段階であれば、中性化が初期段階のため、
コンクリートや鉄筋への影響も大きくない状況です。
中性化が進行してしまうと、大規模な工事が必要となり、
その分工事に必要な費用も高くなってしまいます
建物に異変がないか、定期的に建物の様子を
チェックするようにしましょう。
そして、少しでも異変を見つけたら施工の業者の方に連絡し、
建物の様子を診断してもらうようにしましょう
まとめ
前回、今回と引き続き、
コンクリートの「中性化」のメカニズムや
中性化が起きた際の外壁の見た目、対処法などを紹介しました
建物を長く使い続けるためにも、
コンクリートの建物にお住まいの方は下記の点を
実施するようにしましょう
①ひび割れなどの劣化状況がないか、定期的に確認する
②少しでも劣化症状が発生している箇所があれば、業者の方に建物の調査を依頼する
③コンクリートの中性化の進行度や劣化の状況を聞き、最適な補修工事の方法を聞く
コンクリートの中性化は放置し進行すると鉄筋が腐食し、
建物自体の耐久性が低下する、などの危険性が高まります。
中性化の進行を防ぐために、
そして建物を長く使い続けるためにも、
定期的な建物のチェックや細かい補修工事は
行うように心がけましょう
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