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外壁塗装は乾燥時間が重要!

スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!

石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」

富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!

みなさま、こんにちは

ブログスタッフの奥田 奈津季です

 

何社も相見積もりをとって塗装業者を選んだはいいものの、

本当に施工内容は適切でしょうか??

塗料は正しい方法で塗られて初めて製品として成り立ちます。

正しい方法の1つに、塗料の「乾燥時間を守る」事があります。

乾燥時間を守らずに塗ってしまうと、不具合(膨れ・剥がれ等)を

引き起こすリスクを倍増させることになるのです

塗膜が剥がれたり、膨れたりという事態を引き起こしてしまう

原因は、塗膜表面ではなく塗膜内部の乾燥が不十分な状態で

施工することにあります。

本日は、トラブルを未然に防ぐための外壁塗装の乾燥時間について

説明したいと思いますので、ぜひ参考にしてください

 

外壁塗装の乾燥時間の基礎知識

 

1.乾燥時間とは:塗料が乾くまでの時間のこと

乾燥時間とは、下塗りを塗って上から2回目の塗装の中塗り、

同様に中塗りを塗って上から3回目の塗装の上塗りという

それぞれの塗装の間の乾かす時間のことです。

乾燥の目安としては、指の腹でこすっても、

塗膜に異常(しわ・めくれ等)が出ない状態です

塗料というものは半製品で、塗られてから乾燥し、

外壁に密着することでやっとひとつの商品として成り立ちます。

つまり、塗料の性能が十分に発揮するには、塗った後に

十分に乾燥させて塗膜を形成する必要があります

例えば、日頃よく使われる接着剤で例えると、

「接着剤=瞬間的に硬化」というものばかりではないですよね。

完全に硬化して密着するまで10分、24時間、

なかには2~3日も待たないといけないものもあります

その接着剤と同じように、塗料にも接着剤のような働きがあり、

決められた乾燥時間を守らないと

しっかりと外壁に付着しないのです

 

2.乾燥時間を守らないと塗料の性能を最大限発揮できない可能性が高い

塗料は乾燥させないままに無理に塗ってしまうと

不具合を起こします

塗装工事は湿式工法なので、

各工程間(下塗り→中塗り→上塗り)で

しっかりと乾燥をさせてから次工程に移る必要があります。

塗料ごとに乾燥時間が違うので、メーカーのパンフレットに

記載の乾燥時間を守ってしっかり乾燥させなければなりません

塗料の乾燥には時間がかかります。

中には乾燥時間を待ち時間と捉え、ほんのちょっと乾かしただけで

次の工程に移る業者もいます。

しかし、この乾燥時間を守らないことが原因で、

不具合を引き起こすことに繋がるのです

せっかく家を長く守るために良い塗料を使って塗装をしても、

乾燥時間を守らなかったために塗料の性能が発揮できずに

不具合を引き起こしてしまうと、元も子もないですよね…

乾燥時間を守らないことでよく起こる不具合としては

塗膜の「膨れ」「剥がれ」があります。

外壁塗装をする際、水性や溶剤系の塗料を使用します。

多くの外壁塗装の現場では水性塗料が使用されますが、

その水性塗料は半分以上が水分でできており、

その水分を蒸発させて残った樹脂で塗膜を形成していきます。

しかし、塗膜が乾燥する前に次工程に移ると、

下塗り塗料に残っている水分が中塗り塗料に吸収されてしまい、

塗膜の形成不良となります。

この形成不良こそが、膨れや剥がれの原因となるのです

【例】梅雨時期の工期が詰まってしまっているときの施工(雨も時々降っているとき)

~1日目の工程~

工程 時間
高圧洗浄 午前中
養生 13:00~15:00
下塗り 15:00~17:00
中塗り 17:00~19:00

~2日目の工程~

工程 時間
上塗り 8:00~10:00
養生剥がし 11:00~

※あくまで一例です。業者、塗料の種類等、施工状況によって工程は異なります。

上記のように、塗装を乾燥させる時間もなく、

さらには梅雨時期のじめじめした時期に塗装をしてしまうと、

不具合を引き起こす原因となります。

剥離
<施工不良によって剥離を起こした塗膜>

乾燥時間を守らない等による外壁塗装の剥がれは、

塗装直後は、多少の密着不良があっても何とか付着している

状態を保てるため、塗装が終わってすぐよりも

2~3年経った後に起こるケースが多いです。

なので、塗装直後はその不具合にほとんど気が付かないのです

せっかく塗ったのに剥がれが起こり、

下地ごと補修しないといけないとなると

余計に費用もかかってしまいます。

そうならないためにも、メーカーの定める塗料ごとの

乾燥時間を守った施工が重要です


※乾燥時間はメーカーのパンフレット等で確認できます。

塗料 パンフレット
<メーカーのパンフレットに記載された施工工程表>

 

3.1日で下塗りから上塗りまで一気に仕上げてしまうのはあり得ない

一般的な外壁塗料では、乾燥時間は4時間ほどのものが多いです。

下塗り→乾燥時間(4時間)→中塗り→乾燥時間(4時間)→上塗り

と考えても、一つの現場につき乾燥時間は8時間以上

必要になりますよね。

つまり、各工程の塗る時間を半日としても、

1日で仕上げることは難しいことが分かります。

しかし、世の中には1日で下塗りから上塗りまで仕上げてしまう

業者もいます

工程表を見せてもらい、乾燥時間を考慮した内容

(1日1工程)になっているかを確認しましょう。

工程表

施工知識がなく、乾燥時間を守らずにどんどん塗ってしまう

業者もいますが、乾燥時間を完璧に守らず施工をしてしまっている

業者もいるのが実態です。

塗装見積の内訳は金額の約5割が職人の人件費(人工)です。

他社に負けない価格を提供しようとすると、

どうしても人件費を落とさざるを得ません。

そこで、人件費を削減しようとすると、

工期を短くするほかないのです。

一般の方が業者に向かって指摘をすることは

とても勇気のいることですが、見積書をもらった段階で、

「この塗料なら乾燥時間はどのくらいか?」

「工期はどのくらいか?」

といった質問をして、その業者がメーカーのパンフレット通りの

回答をするかどうかで見極めることもできます。

 

まとめ

外壁塗装において乾燥時間を守ることはとっても大事なことです。

「メーカーのパンフレットに則った乾燥時間を確保してある」

「工程表も乾燥時間を考慮した内容になっている」

「塗料の塗り回数を厳守している」

だけはでなく、

「乾燥時間をしっかり守っているかどうか」

という所まで見て、良い施工業者かどうかを判断してください

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