外壁塗装の変退色はどうして起こる???
スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!
石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」
と
富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!
こんにちは
ブログスタッフの奥田 奈津季です
家を建てたばかりの時はきれいだった外観も、
だんだん時が経つに連れて、変退色(色褪せ)が
目立ってきていませんか?
色が褪せると、どうしても古びた印象になってしまいます
塗り替えを検討している方は、
できるだけ変退色が出ないようにしたいですよね。
そこで今回は、変退色の起こる原因と、変退色しにくい色や塗料、
また色選びのポイントまで、ご紹介したいと思います
1.変退色を放っておくと劣化に繋がる💦
「古く見える」「年季が入っているように見える」といった、
変退色してしまった建物や家を見たことはありませんか??
塗装の変退色は、見た目が良くないだけでなく、
建物が劣化しているサインなのです
1-1.変退色を放っておくと劣化症状に!
変退色は、外観が古く見えてしまうだけなく、
塗料の膜である塗膜自体の防水性が低下しているサインです。
塗膜には、建物の劣化要因である水の浸入を防ぐという
役割がありますが、塗膜の防水性が低下した状態では、
建物内部に水の浸入を許してしまう可能性があります。
変退色は、汚れとは違って清掃では取り除くことができず、
塗り替えをすることで元の状態のようにする必要があります。
建物にもよりますが、一般的には10年前後が
塗装時期の目安です。
1-2.変退色が起こる原因
代表的な原因として、
太陽光に含まれる紫外線によるものがあります。
また、紫外線の他に、酸性雨などの自然的な原因も考えられます。
変退色の主な原因は
「顔料の色素結合の切断」と「化学変化による物質の変化」
と言われています。
外壁を手で触ってみると、白い粉がついてきませんか??
これはチョーキング現象といい、上記のように塗膜の成分が
劣化しているサインになります。
2.定期的な塗り替えで変退色解消
紫外線などの自然現象によって変退色がおこるため、
どうしても避けることはできません。
しかし、変退色のしにくい色や塗料を選ぶことによって
進行を遅らせることは可能です
2-1.塗装で変退色を解消する
変退色してしまった建物は、
塗装を塗り直すことで解消することができます。
塗料の耐久年数は製品によって違い、
また建物の位置によって劣化具合も変わってくるため、
一概に塗装の時期が同じというわけではありませんが、
新築または塗装して10年以上経過した建物には、
変退色が起こっている可能性が高いです。
2-2.変退色のしにくい塗料を選ぶ
変退色しにくいかどうかの判断には、
塗料の機能も大いに関係しています。
白色は変退色しにくい色ではありますが、
顔料に含まれる酸化チタンは光にあたると塗膜を破壊してしまう
ラジカルという劣化因子を発生させてしまいます。
ラジカル発生によって塗膜が劣化してしまった場合、
変退色してしまいます。
ラジカル発生の要因である酸化チタンは、
量の違いはあっても、どの色付き塗料にも含まれています。
近年は、ラジカルの発生を制御する機能を持った
顔料の酸化チタンなども開発されていますので、
そういった塗料の機能にも目を向けておいた方がいいでしょう。
塗料には様々な機能がありますが、
そもそもの塗膜の劣化が進行してくると、変退色が起きてきます。
そのため、変退色しにくい塗料を選ぶ際は、
耐候性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。
2-3.変退色のしにくい色を選ぶ
色によって、変退色しやすい色と、変退色しにくい色があります。
塗装する際に、変退色しにくい色を知っていれば、
その色で塗装を行い、変退色の発生を遅らせることができます。
◆変退色のしにくい色
【白】
白色顔料として使用される酸化チタンは高い隠蔽力を持っている
特徴があります。
また、無機顔料のため、化学変化も起こりにくいとされています。
変退色はしにくいですが、
汚れがつきやすいというデメリットもあります。
近年は、ラジカルの発生を制御する機能を持った
酸化チタンもあります。
【黒】
黒色塗料の顔料における原料はカーボンブラックで、
着色力が高い特徴を持っています。
無機顔料のため、変退色が起こりにくいです。
しかし汚れが目立つデメリットがあります。
近年では、遮熱性の高いチタン複合特殊無機黒色顔料もあります。
また、どの塗料もいずれは変退色してしまう可能性があります。
それならば、あらかじめ変退色しても目立ちにくい色を
選ぶのも1つの手です。
赤色のような原色系は、もともとの色が濃いことから、
色が褪せて変退色してしまった際に、目立ってしまいます。
より薄い色の方が、変退色しても目立ちにくいのですが、
白色は汚れが目立ちやすい特徴がありますので、
オススメではありません。
変退色も目立ちにくく、かつ汚れも目立ちにくい、
クリーム系やベージュ系がオススメです
3.色選びの時にこだわる3つのポイント
建物の塗装は決して安い買い物ではないので、
色選びで失敗したくないですよね
そこで、色選びの際にいくつか気をつけておいた方が
良いことをご紹介いたします。
3-1.ポイント① 大判の色見本を見る
色見本を見る際には、面積効果に注意が必要です
面積が大きいものと小さいものでは実は色の見え方が違います
色は小さいと濃く見えてしまうため、
塗料メーカーの色見本は小さいチップサイズのものが
多いのですが、より大きな色見本がある場合は
そちらを見ておいた方が、より正確な見た目に近づきます。
3-2.ポイント② 色見本は屋外で見る
光のあたり具合によっても色の見え方が違うため、
室内で色見本を確認しただけでは、実際の色がわかりません。
そのため、色見本の確認は外で行うことをお勧めします。
さらに、天気や時間帯によっても見え方が変わります。
例えば、晴れた日は太陽光の光が多く、光の反射率が高いため、
全体的に明るく感じます。
また、朝方と夕方を比べてみても、
夕方は太陽が赤みを多く含むため、
朝方よりも色味が違って見えたりします。
朝・昼・晩の各時間帯で確認するなど、様々な環境下で
見え方を確認すると良いでしょう
3-3.ポイント③ 周りの景観についても考える
一部の都市によっては、地方自治体より景観形成のガイドラインを
発行しているところもあり、
街の景観や周りの家への配慮も大切になります
地方によっては、落ち着いた街並みを目指すため、
派手な色彩を避けるなど、色に関しての指定があり、
それらは景観形成のガイドラインに記載されています。
お住まいの地域の自治体に、
一度ガイドラインがあるか確認してみましょう
まとめ
家に古びたイメージを与えてしまうだけでなく、
塗膜の防水性低下のサインでもある変退色ですが、
お住まいに変退色が見受けられたら、
塗装を考える時期であると言えます。
まずは業者に相談してみてはいかがでしょうか
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